気が狂うほどまともな日常日記

絵の習作の発表の場、本・マンガの感想を綴る場、また日々の出来事を気の向くままに記す場として開設されたブログです。

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マルドゥック・スクランブル 2・3 冲方 丁 

[ 2008/03/14 04:09 ]
ネズミへの恋心をイルカに相談する。
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とにかくカジノが熱い
いいよね、ああいう実際の薀蓄なのか、在りえそうな虚構なのか、真っ赤な嘘なのか見分けが付きにくいカジノの感じが。 私が元々カジノに対する知識が無い事もあるんですけれど。
目立つ事をすると目を付けられるだとかは解るんですけども。ディーラーとグルになってカモからお金を巻き上げる手口だとか。あれは実際にあるのかなー。指先だけでカードを操作できるだなんてフィクション?アシュレイの技術は完璧なフィクションだとは思いますけども。あんなんはありえない。

スピナーが狙って玉を入れることができるってのは知ってました。けどそこから更にスピナーの裏を読む駆け引きがあるんだってのには気付いていませんでした。ランダムにバラけさせるのも技術だとか。うーむぅ深い。

シェルとの因縁
シェルが本心ではバロットの事を愛していて、バロットもシェルの事を憎みきれていなかった!的な展開かと思ってたんですけど違いました。ドレもコレもウフコックの懇切丁寧なケアのお陰。
人間になろうとしたウフコックが一番人間らしく振舞えるってのが皮肉なのか。

シェルはバロットにとって決別すべき過去ではなく、同じ被害者であったという視点に立てた事がバロットの成長か。最初からドクターに明言されてましたけどもね。
しかしあの状況でシェルに記憶を押し込んでも、ストレス過多で片っ端から忘れていきそうだ。

ボイルド
うっそり。って何だ。ニュアンスで読んでたけども、うっかりの意味もあるらしい。 …えぇ?

ボイルドに限らず皆が皆、何かしら病んでいる。技術によって。上記のシェルも含めてみんな技術の被害者か。
三博士の在り方とか、バロットとボイルドとか、対比させるように配置することによってキャラクターを描く手法ってのは結構好き。バロットもボイルドも心の隙間を埋めるためにウフコックを求めたけれど、求める手段が、求めた先にあるものが違いすぎたとかね。
キャラクターだけじゃなくて、ストーリーも冒頭と結末に似たシーンを置くのも好き。

まぁでもこの話は教訓ウンヌンを求める話ではなくて、ボイルドのツンデレっぷりとかを楽しむのが吉。なんだかシンミリしちゃうから。

楽しむべき要素は夢のような技術
ボイルドの壁に落ちていくって表現に心が躍った。成長していくバロットも素敵。そうか、表紙絵のバロットって段々銀色に輝いていくのか。
表紙絵ってなんかいろいろ描いてありますね。トゥイードルディムとハンプティダンプティを今発見した。

誇り高きインポテンツ・ドクター
ウフコックが万能道具存在ならドクターは万能技術屋だ。何でも出来る人格者。何が出来ないのかも知り尽くしている。
でもウフコックと立ち位置が被っちゃったから、なんとなくゾンザイな扱いになっちゃたのかなぁなんて思ったり。好きなんですけどね、彼。裏方でドッシリ構えすぎていた。既に完成された存在なんだ。 もしかしてヴェロシティのほうでは活躍したり?

脳内の妄想上のビジュアルはヘルシングのドクだったりする。ちなみにボイルドは甲殻機動隊のバドー。バロットはレオンのナタリーポートマン。 シェルは名前が思い出せなかったあの俳優かと思ってたけれどちょっと印象が変わった。大陸系の色黒ってどんなんだい?こっちでいう中米あたりの人かと思ってたけれど、大陸っていうとアジアなのかも知れない。わがんねぇ。

総括
楽しんで読めたけど、正直な話ちょっと難しかった!事件屋の概念とかが。
あんな暗殺まがいの事をやってもいいんだろうか。ハリウッド的なアメリカンな感じ。
法廷モノもあまり見たこと無いからなぁ。陪審員制度くらいは解りますけどもね。そういった知識があればすんなり理解できるんだろうか。フィクションとして。

手続きやらなにやら何でもかんでも一人でこなしたボイルドは本当に超人。


一巻感想はこちら。
マルドゥック・スクランブル The First Compression 冲方 丁

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プロフィール

ガラ

Author:ガラ
職業:働くNEET。


・眼鏡をしたままお風呂に入る派。
・新品のケータイに張ってあるシールは剥がされる派。
・曲調より歌詞で曲を好きになる派。

特徴
・優柔不断・怠惰・臆病・自己愛強し

称号
・1人カラオケニスト

蔵書
その1その2その3その4

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現在週刊少年ジャンプで連載中。作者曰く「推理物の皮を被った単純娯楽漫画」ですが、それだけでは終わらないエネルギーを感じさせます。

   

「蟲」呼ばれる存在を作者独特の世界観の中で描いた作品。つまり題材にしているモノも創作。世界観も創作。嘘の中で嘘をついているホラ話なのですが、ところがどうしてその嘘があまりに面白くてついつい騙されてみたくなる。そんな作品です。

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