気が狂うほどまともな日常日記

絵の習作の発表の場、本・マンガの感想を綴る場、また日々の出来事を気の向くままに記す場として開設されたブログです。

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イリヤの空、UFOの夏 秋山瑞人 

[ 2008/02/17 07:51 ]
浅羽いい加減にしろ(笑)
イリヤの空、UFOの夏〈その1〉 (電撃文庫)イリヤの空、UFOの夏〈その1〉 (電撃文庫)
(2001/10)
秋山 瑞人

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オススメされたので読んでみた。
「無銭飲食伝」で鼻血と胃液に塗れながら飯をかっ食らうヒロイン二人に途轍もないエロさを感じたのは何でだろう。あれエロいよねー。


流れるような情景描写。その場にあるこまごまとしたパーツを羅列するかのように並べて、景色全体の姿を書き出していく。
細部は目に浮かぶように想像がつくのだけれども、全体像は曖昧なままなので脳内補完をするしかない。部分ばかりが強調され全体が把握しづらい。私が文を読んで思い浮かべた情景は印象派の絵画のようでした。

情景だけじゃなくて、舞台設定も「北」だとか「敵」だとか曖昧なままのものがありましたよね。リングオブレッド的な世界観かと勝手に脳内補完しましたけども。

敢えて全体を曖昧にすることによって脳内補完の余地を残し、世界に入り込みやすいようにしていたのかも知れない。
私は全体が見えないことに居心地の悪さを感じましたが、それこそがまさにセカイ系の世界観なのかとも思いました。


エヴァンゲリオンの影響ってスゲェですね。目次の「南の島」のイラストがまんまプラグスーツで噴いた。
セカイ系がポスト・エヴァゲリオンと呼ばれる理由が解った気がします。(ま、私エヴァンゲリオンを全部通して観たことないんですけども)
エヴァをよく知らない私ですが、イリヤの空はSFエヴァって気がしました。エヴァもSFか?少なくとも序盤。人物や舞台設定等は。無気力な主人公、危ういヒロイン、軍事力が幅を効かせる世界観とか。どーしても連想しちゃいますよ、ね。

エヴァンゲリオンとの類似性は否定できないと思いますが、主人公の浅羽直之を本当に無力な少年と設定したことと、ヒロイン伊里野との関係性に主題を置いたことが本作の特徴ですか。(そしてそこ以外を蔑ろにするのがセカイ系の特徴ですか)

無力すぎる主人公。
空虚すぎる主人公。
主人公のキャラクターが本当に薄っぺらすぎて中身が何もなく感情移入どころじゃなかったです。14歳の等身大の男の子というよりかは、何故か女の子にモテて友達もいる都合の良いエロゲの主人公って気がしました。
せめて今の浅羽の在り方に多大な影響を与えたであろう水前寺と浅羽の馴れ初めは描写してほしかったです。
妹・夕子も晶穂も浅羽からは影響を受けていて、浅羽を無視できない存在として認識しているにも関わらず、浅羽は二人からさほど影響を受けていない。両親にしても同じく。両親は互いに不干渉って感じですが。
浅羽が伊里野と関わり互いに変化をする、それこそがストーリーなんですけども、それ以外が空白なんですよね。特に浅羽は。登場人物の中で真っ白に浮いている。伊里野はあれくらいの描写のほうが逆に謎が残って効果的だとは思うんですが。

構成力。
妹の夕子の尾行や、晶穂の大食い対決、両親の文化祭訪問等。周囲のキャラクターを固めて物語を作るというのは常套手段だと思うのですが、それが上記の通り主人公のキャラクター性とほとんど関係がなく、無駄とも思えたり。そういった描写がかけがえのない日常風景のつもりなのかもしれないけれど、中心にいる浅羽と水前寺にリアリティがないお陰で全く感情移入できなかったりしました。

総括
個人の感情がここまで率直に世界と繋がっている「セカイ系」ってのはやっぱ気持ち悪いと思いました。うへぇ。
気持ち悪いと思えた理由はどうしても浅羽が好きになれなかったからなんですがね。好きになる要素が何もなかった。嫌いになる要素もなかったんですけども。
伊里野はヒロインでもなくて、女性でもなくて。ただのペットにしか見えなかったり。刷り込みされた生まれたての雛。そこに女性として入れ込む浅羽が解らなかった。
浅羽いい加減にしろ(笑)

以下疑問に思った点。
・軍人の中には浅羽以上に伊里野と良好な関係になれる人間がいなかったのか。軍人はろくでなしばかりなのか。いやこれは同年代の子供がいなかったって事か。
・外国育ちの伊里野が日本の中学校に転校してきたのも謎い。園山基地が最前線だったの?
・戦争。どんな戦況だったんだろうね。ご都合主義を感じてしまう。

・「正しい原付の盗み方」での時間の流れ方。10時に待ち合わせて映画を途中までみたあとに、軽食を取る。で、水前寺に追いかけられただけでもう夕方になっている。何時間追いかけっこしてたんだ?

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最近はラノベ?にハマってるようですな。
個人的イチオシは、マルドゥック・スクランブル、マルドゥック・ヴェロシティあたりだろうか。出版社忘れたが。
ひたすら長くてもイイなら、終わりのクロニクルおすすめ。電撃文庫だったっけかな?
[ 2008/02/18 10:10 ] [ 編集 ]
遅読なもんで何時になるか解りませんが、オススメされるなら読んでみたいですさ。(とりあえず狼と香辛料の後にっ!)
終わりクロニクルは上下2巻が7作?なげぇ('A`;)
しかも商品説明の文章が意味解らなかった。

内容(「BOOK」データベースより)
かつて世界は、平行して存在する10個の異世界と戦闘を繰り広げていた。概念戦争と呼ばれるその戦争に勝利してから60年。全てが隠蔽され、一般の人々に知られることなく時が過ぎた現在…。高校生の佐山御言は祖父の死後、突然巨大企業IAIより呼び出しを受ける。そして、この世界がマイナス概念の加速により滅びの方向へ進みつつあること。それを防ぐには、各異世界の生き残り達と交渉し、彼らが持つ10個の概念を解放しなければならないことを伝えられる。かくして、佐山は多くの遺恨を残した概念戦争の戦後処理として、最後の闘いに巻き込まれていくが…。川上稔が放つ新シリーズ、遂に始動。


そしてカスタマーレビューにホッカルさんを見つけて吹いた。あの人こんな事もしているんだ?
[ 2008/02/18 11:55 ] [ 編集 ]
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プロフィール

ガラ

Author:ガラ
職業:働くNEET。


・眼鏡をしたままお風呂に入る派。
・新品のケータイに張ってあるシールは剥がされる派。
・曲調より歌詞で曲を好きになる派。

特徴
・優柔不断・怠惰・臆病・自己愛強し

称号
・1人カラオケニスト

蔵書
その1その2その3その4

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今読むとテーマにやや古臭さを感じますが、この作品で提起された問題は現在でも答えなど出てはいないのです。深く考えさせられる作品であると同時に、奇抜なデザインや発想、キャラクター付けなどマンガとして純粋に面白い部分が上手に同居した傑作です。是非御一読してみてください。

   

現在週刊少年ジャンプで連載中。作者曰く「推理物の皮を被った単純娯楽漫画」ですが、それだけでは終わらないエネルギーを感じさせます。

   

「蟲」呼ばれる存在を作者独特の世界観の中で描いた作品。つまり題材にしているモノも創作。世界観も創作。嘘の中で嘘をついているホラ話なのですが、ところがどうしてその嘘があまりに面白くてついつい騙されてみたくなる。そんな作品です。

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