気が狂うほどまともな日常日記

絵の習作の発表の場、本・マンガの感想を綴る場、また日々の出来事を気の向くままに記す場として開設されたブログです。

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クビキリサイクル 西尾維新 

[ 2008/01/22 04:34 ]
戯言シリーズが面白いらしい。(クチコミ)
西尾維新の作品に出てくるヒロインはヤンデレだらけらしい。(ヤンデレスレより)
少年ジャンプ06・07合併号に掲載された「うろ覚えウロボロス」が面白かったので原作者に興味を持った。(実体験)

以上の理由でとりあえず、戯言シリーズの一作目を読んでみました。

クビキリサイクル―青色サヴァンと戯言遣い (講談社ノベルス)クビキリサイクル―青色サヴァンと戯言遣い (講談社ノベルス)
(2002/02)
西尾 維新、take 他

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「この作者は天才だ!」
とか言っちゃうと、なんかこっちが恥ずかしいな。いやぁ、でもこの作者さんは十分才人ですって。天才かどうかは解りませんけれど。あの結末にはゾクゾクしましたよ、実際。
そして読み直してみたくなる。いいですよね、こういう本。読み直すと発見があるってやつが。
推理小説だから当然なんですかね。推理小説なんてあまり読んだことないんで解りませんが。

イラストが可愛いいんですよ。takeさんの。記号的で非常にメッセージ性が強い。表紙の青色サヴァン・ヒロインの絵は影の付け方がちょっと好きじゃないんですけどね、背表紙が反則。
だって、主人公に抱えられた生首になってるんですよ、彼女。でも主人公もヒロインも穏やかな顔をしている。一体何が!?うっはー、期待しまくりんぐ
って感じで読み始めた私はどこか間違っている。

しかし、読み始めたら止まらなかった。文字通り寝る間も惜しんで読み進めた本なんて久しぶりでした。つーか、なんか夢にまで見たんですよ。影響受けやすいなぁ私。
主人公である語り部・ぼく(戯言遣い)にですね、ビックリするくらい感情移入しちゃったんですよね。

語り部・ぼくってのは中2病患者が憧れる理想的な姿の一つ、ですよね。
卑屈で無気力で嘘つきで冷酷で皮肉屋で。周りに流されやすいけれども、芯は頑固で。そして実は頭が良い、とかね。
私が憧れていた在り方に非常に似ている。というか、私との違いといったら、神経の太さと頭のよさくらいなんじゃないか、なんて思っちゃうほど似ていると思ってしまったり。
私は小心者で、頭も悪いってことなんですが。
まぁ、私みたいなのを主人公に据えても話は面白くなりませんからね。と戯言めいたことを言ってみる。

それにぼくをぼくたらしめているのは、頭の良さとあの鈍さとも言える神経の太さですよね。そこを無視して似ているなんて思って感情移入しちゃうだなんて、私もまだまだ中2病だ。
でも、ああいう在り方って憧れませんか?
あそこまではなりたくないと思う反面、あそこまで行き着けば立派なモンだとも思うんですよ。そして私はあそこまで行き着けなかった。私は小説の主人公じゃないんですもの。

私はぼくにはなれなかったですけれども、ぼくがヒロイン・玖渚友(くなぎさ・とも)を大切に想う気持ちも解ります。あ、いや解る気がします。だって、ぼくが玖渚に拘る理由はこの本の中では語られてませんもんね。でも、なんとなく解る気がします。
玖渚の隣が心地よくて。玖渚に選ばれたいって気持ちが。


と、言いましてもね。玖渚がちょっと天使すぎるんじゃないかとも思うんですよね。サヴァン症って要するに自閉症ですよね。自閉症っていったら、自分ルールを持っていて自分の世界に閉じこもってしまう、そんな感じの症状ですよね。
玖渚も確かにそう描かれてはいますけれども、根本が健常者だと思えるんですよね。玖渚が自閉症じゃないと思えるのは、玖渚は外の世界を知りながら、あえて自分世界のルールに閉じこもっている印象があるせいでしょうか。
それなのに自閉症を語るとはおこがましい。って自閉症とサヴァン症は違うのか。んー、どうなんだろう。

そんな理由でヒロインはちょっと好きになれませんでしたが。あ、いや、感情欠落の天然で年の割りに小柄で蒼髪で、類まれな技術者で。ヒロイン自体は好きですよ。エドみたいで。ただ、サヴァン症のいいトコ取りそしたような書かれ方がちょっと気になったんです。

そんなヒロインよりもむしろ気に入ったのは、ヒロインとぼくの関係、ですね。ああいう繋がり方ってのもイイモンですね。



本書を発刊当時に読んでいたら、語り部・ぼくと同じくらいの歳の頃に読めていたんですよ。その頃に読んでおきたかったと思う反面、今になって読んで良かったとも思う気持ちがあります。当時読んでいたら私は間違いなく多大な影響を受けて、中2病が加速度的に悪化していた可能性が高いです。



今読んでも、すっげぇ影響受けてますからね。

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プロフィール

ガラ

Author:ガラ
職業:働くNEET。


・眼鏡をしたままお風呂に入る派。
・新品のケータイに張ってあるシールは剥がされる派。
・曲調より歌詞で曲を好きになる派。

特徴
・優柔不断・怠惰・臆病・自己愛強し

称号
・1人カラオケニスト

蔵書
その1その2その3その4

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現在週刊少年ジャンプで連載中。作者曰く「推理物の皮を被った単純娯楽漫画」ですが、それだけでは終わらないエネルギーを感じさせます。

   

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